【#2】
“首くくり殺人”事件の4人目の被害者が出る。井口にマークされていた野木は、取り調べを受けることに。取り調べの最中、野木は警察を忌み嫌う態度を見せ、井口らの怒りを買う。野木が必要以上に警察を嫌う理由は、過去の誘拐事件にあった。一方、吉佳は兄の剛志(平埜生成)の暴力から救ってくれた野木へ特別な感情が芽生え始めており、次第に野木と行動をともにするようになるが……。
2014年、川崎市内で女性ばかりを狙った連続殺人事件が起きる。被害者は皆、首をつられて殺されており、世間では“首くくり殺人”などと呼ばれていた。
犯人の手掛かりがつかめず警察の捜査は難航するが、捜査一課の刑事・井口(池田鉄洋)はこの殺人事件の容疑者として、
古びたアパートに暮らす男・野木直哉(古川雄輝)をマークしていた。
野木の本名は八木沼雅人。6歳のときに母親と一緒に誘拐され、瀕死の状態で発見された“昭島母子誘拐事件”の被害者だった。
野木は身元を詐称してアパートに暮らし、気配を消して息を潜めながら生活していたのだが、警察はそんな野木への疑いを深めていく。
そんな中、野木は隣に住んでいた吉佳(SUMIRE)と接触。お互い恵まれない環境で育った2人に、通じ合う何かが生まれてくるのだが…。
キャスト:古川雄輝、SUMIRE、深澤辰哉、平埜生成、千葉哲也、阿南健治、二階堂智、鶴見辰吾、池田鉄洋、木村文乃
監督:内片輝 山本大輔