ハンサム落語とは?
二人一組でみせる新型『掛け合い落語』
古典落語の素晴らしさを残しつつ、若手実力派の役者が、演じ聴かせます。落語をベースに、男花魁の雰囲気を醸し出す衣装と舞台情景で噺はもちろん、喋り手の魅力にも魅了されていくオリジナルシリーズの舞台です。
【あらすじ】
「明烏」
息子が道楽者だと親は心配するが、あまりに堅物すぎても親は同様に心配するようだ。
若旦那は、一部屋にこもって難解な本ばかり読んでいるような頭の固い若者。悪所遊びとは一切無縁。そのあまりの堅物ぶりに閉口した父親は、「遊びも知らぬ世間知らずでは困る」と、町内でも「札付きの遊び人」の源兵衛と多助に、吉原に連れて行くよう頼み込む。
吉原なんて恐ろしいところだ、と信じ込んでいる若旦那を「お稲荷様にお篭りしましょう」と誘い出した。
二階で遊女たちに囲まれ、店一番の美しい花魁を前にして、やっと真相に気づいた若旦那。慌てて逃げ出そうとするが「大門には見張りがいて、勝手に出ようとすると袋叩きにされますよ」と多助に脅され、どうしようもなくなって泣く泣く花魁と一夜を共にする羽目に……。