白素貞は天に背く術を使ってでも許仙を救おうとしていた。再び人の姿となった小青は竜宮の引水令を携えて助けに駆けつける。白蛇と青蛇の姉妹は目的を達成するために金山を水没させることもいとわなかった。天界は白素貞の所業を知り、天軍を差し向けて捕らえようとするが、文曲星君が転生した素貞のおなかの子が雷劫によって思いがけず生まれる。そしてついには観音が現れ、その場にいる皆を教え諭し、関わった者たちは罰を受け入れた。白素貞は霊峰塔に閉じ込められ、西湖の水が枯れるか霊峰塔が壊れるまで決して出られぬ身となった。許仙と素貞の子、許仕林は皆の期待に応え、科挙で首位の状元となる。仕林が皇帝の許しを得て一家再会を天に祈祷すると、龍の姿に変貌を遂げた小青が現れて西湖の水を飲み干した。白素貞はついに霊峰塔から解放され、仕林、許仙との再会を果たす。