そのドクターは、救世主か、猟奇犯か。「苦しむことなく殺してさしあげます。」ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。その人物の存在が明らかになったのは、「お父さんが殺された。」という少年からの通報がきっかけだった。警視庁捜査一課のNo.1コンビ犬養と高千穂は、さっそく捜査を開始。すると似たような事件が次々と浮上する。捜査チームのリーダー麻生、新米刑事の沢田、室岡、青木と共に事件の解明を急ぐが、被害者遺族たちの証言は、どれも犯人を擁護するものばかりだった。ドクター・デスは本当に猟奇殺人犯なのか?それとも救いの神なのか?そして、驚愕の事実と更なる悲劇が犬養と高千穂に降りかかる。130人を安楽死させた実在の医師をモデルにした禁断のクライム・サスペンス。