鴨川一郎、三郎、四郎の三兄弟は演歌・歌謡グループ”あまがゑる”として日夜、地方のスナックや商店街で歌を披露しつつ、メジャーデビューを夢見ていた。しかし現実世界はかくも厳しく、CDの全く売れない鬱屈した営業回りの日々だけが続く。そんなある日、地方の場末のスナックで3人は危険な目をした男、町田と出会ってしまう。町田は3人の歌声に一目惚れし、半ば強引に”あまがゑる”のマネージャーになることに。全ての行動がむちゃくちゃな町田に翻弄されながらも一郎、三郎、四郎の三兄弟はビッグスターを夢見て営業廻りの旅を続けていく。