ライオンファームの経営のため、家族と共にロンドンから南アフリカへ引っ越してきた少女ミア。慣れ親しんだ街や友達と遠く離れたサバンナの真ん中で、自分の居場所が見つけられない彼女はことあるごとに周囲に反発する。ミアが11歳のクリスマスの日、両親のファームにホワイトライオンの子供チャーリーが生まれる。初めは心を閉ざしていたミアだったが、自分にばかりなついてくる小さなチャーリーの世話をし始め、共に成長していくうちに互いに特別な友情で結ばれていく。3年後、ミアは14歳になり、チャーリーは美しい雄ライオンに育っていた。今までミアたちを見守ってきた両親は、大人のライオンは危険だとミアからチャーリーを引き離そうとするが、チャーリーと信頼の絆で結ばれたミアはそれを拒む。そんなある日、ミアは信じがたい光景を目撃する。ライオンを囲いに閉じ込めて、ハンターが娯楽として狩猟をする「缶詰狩り(トロフィー・ハンティングの一部)」の業者が、父からチャーリーを買おうとしているのだ。チャーリーを救うためファームから連れ出したミアは、ホワイトライオンにまつわる伝説が残るティムババツィ野生動物保護区を目指し、様々な困難を乗り越えながらサバンナを横断していく。