キャティヤはパーティーの会場を探す若者たちと、ある古びた建物を訪れる。そこはかつて彼女がアルバイトをしていた場所であり、彼女はそこの主人に恋心を抱いていたのだ。その主人には、事故で亡くなった妻子がいたようだが、彼女には多くを語らなかった。やがて、ふたりは互いにひかれあうようになっていくのだが、主人はなぜか、それ以上の関係になることを恐れているようでもあった。今や廃墟のように朽ちた建物には人の気配はなく、かつてそこで行われていた降霊会の様子を記録した古書がほこりをかぶっているだけだった。じめじめとした不気味で陰鬱な空間だったが、仲間の若者たちは気にすることもなくパーティーを始めるのだが・・・