灼熱の砂漠の地・エジプト。シリア難民を率いて砂漠を行く元軍人、リック(マイク・タイソン)。そこへ突然、かつての仲間の傭兵、フランク(ハフソー・ユリウス・ビュルンソン)一味が武装して現れ、多くの難民たちを人身売買のために拉致、そしてリックも彼らに降伏してしまう。そして、その中にはエジプト最大ギャングのリーダー、エヒア(アムル・サード)の愛する息子、アブダラーもいたのだった―。一刻も早く息子を取り戻したいエヒアは、刑務所帰りの相棒アルジェンティニアンと共に、『潜入先に1000万ドルが埋蔵されている』というウソの誘い文句でメンバーをスカウト、救出計画を始動する。集まったのは、サーカスで働く狙撃の名手ラーディとその妻、爆弾作りの名人ハタータ、麻薬組織の売人で抜群の身体能力を持つユーニスたち。レバノンへの密入国を果たした彼らは、10万人を一発で吹き飛ばすダイナマイト作りから、綿密な現場偵察、そしてフランク一味に恨みを持つ元メンバーたちとも手を組み、いざフランクが潜むアジトへ。一方、リック(マイク・タイソン)も幽閉されているアジト脱出のタイミングを計ろうとしていたが・・・。