30歳の誕生日を迎えたメラニーは、経営する店の投資話が順調に進むなか、夫デリックとの新婚生活で幸せの絶頂にいた。そんなある日、仕事に出かけようと車に乗り込んだデリックが、何者かに薬を打たれ拉致されてしまう。薄暗い部屋で目を覚ますと、目の前に一人の男の姿が。デリックの素性を淀みなく話し出す男を見たデリックは、ただ一言「アレックス」と呟く。デリックを監禁し、彼に成りすましたアレックスは、疎遠だった双子の兄だった。そしてアレックスは、何食わぬ顔でメラニーに接近するのだが、彼女はいつもと違う夫に戸惑いを感じ始めていた。