悪霊や妖怪が渦巻く世界―木の魔物である黒山(ヘイシャン)は「生・老・病・死」の4人の女妖霊が守る扉に千年もの間封印されていた。幽霊や妖怪といった怪異な世界を好み、それらの物語を書くことに没頭していた小説家蒲松齢(プー・ソンリン)は、ある日特殊な霊力を宿した筆を手にし、その筆で「画皮(ガヒ)」「嬰寧(インニン)」「小謝(シャオシエ)」の女妖霊が守る扉の封印を解いてしまい、黒山(ヘイシャン)を解放してしまう。黒山(ヘイシャン)を封じようと天女は戦いを挑むが、まだ完全体にもなっていない黒山(ヘイシャン)の化身に肉体を破壊され敗れてしまう。肉体を失った天女は蒲松齢(プー・ソンリン)の妻・甄娘(ジェンニアン)に乗りうつる。甄娘(ジェンニアン)は現世で蒲松齢(プー・ソンリン)が怪異世界に夢中になったことで愛を失ったと感じ、家に火を放ち命を落とす直前だった。蒲松齢(プー・ソンリン)は愛する妻の命を救うため、妻の姿をした天女と一緒に魔界へ行くことに。再び扉を封じるには、襲い来る黒山(ヘイシャン)の化身と戦いながら、同じく千年の眠りから目覚めた美しき妖魔たちの呪いとも戦わなければならない・・・