陸上のオリンピック候補として期待されていたセルゲイ。しかし、交通事故で恋人を亡くし、自身も運動をすると急激に心拍数が上がるという後遺症を負ってしまう。ある日、自暴自棄になったセルゲイは、心拍計の警告音を無視して全力疾走し、倒れてしまう。手助けしてくれた女性の手をはねのけ、気を失い、目を覚ますと、近くの雑木林で遺体が発見されていた。その遺体は彼が気を失う前に手をはねのけた女性で、死後3日が経過しているという。困惑したセルゲイは、身に起きたことを確認するため、前回と同じ場所で心拍数を極限まで上げた。すると突然 、 目の前に 死んだ 女性 と彼女を 追いかける男の姿 が 。 いつの間にか、セルゲイ の身体 は時空を超えていたのだ!やがて 元の時間に 戻ったセルゲイ だったが 、 その後も立て続けに殺害された 女性の遺体を発見 。連続して 殺人事件の 第一発見者となった彼を不審に思った警察は、 セルゲイ を容疑者と 確信 して強引な捜査を開始する。思わぬ濡れ衣を着せられたセルゲイ が 身の潔白を晴らすには、命の危険を冒して 全力疾走を続けることで 極限の心拍数を維持し、何度も時空を行き来するしかなかった…。