高校2年生の響(広瀬すず)は、まだ恋を知らないちょっぴり内気な女の子。楽しそうに恋バナに花を咲かせるクラスメイトの恵(森川葵)や浩介(竜星涼)を、どこか不思議な気持ちで眺めている。そんな響が初めて好きになった人は、世界史の伊藤先生(生田斗真)。めったに笑わない不愛想な先生だけど、授業を忘れてベンチでうたた寝しちゃったり、担任でもないのに最後まで居残り授業に付き合ってくれたり。そしてたまに見せるびっくりするくらい優しい笑顔。「好きになってもいい?」「俺はやめとけ」そう言われても、ただ好きで、どうしようもなく好きで。そんなまっすぐ過ぎる響の想いが、ゆっくりと伊藤の心を溶かし始めていることを、響はまだ知らない。最後に“きちんとフラれるため”と向かった屋上で、伊藤は突然響を抱き寄せキスしてしまう。