1960年のブロンクス。イタリア移民で実直なバスの運転手ロレンツォ(ロバート・デ・ニーロ)を父に持つ9歳のカロジェロは、街を仕切る大物マフィアのソニー(チャズ・パルミンテリ)が白昼堂々、路上で男を射殺する現場を目撃する。警察はソニーと手下たちを集め、犯人を示すよう求めるが、カロジェロは偽証をしてソニーをかばう。そのことから交流が始まり、徐々に裏社会に精通するようになっていく。そして17歳になる頃には、街で一目置かれる存在となっていたカロジェロは、偶然父のバスに乗っていた黒人の美女ジェーンに一目惚れ。しかし街では、黒人とイタリア系アメリカ人の対立が激しく、それはやがて全面的な抗争へと発展してしまう。