カリフォルニア州の田舎町で、残忍な殺人事件が発生した。犯人はほどなくして逮捕されるが、異様な雰囲気が漂うまるでクマのように大きな男は、牢屋に座ったまま何も話さず何も食べず、身動き1つせず、まるで憎しみだけで生きる悪魔のようだった。そんな男は一見おとなしいものの、事件現場の内容から異常性が認められたため、刑務所ではなく精神科病院送りに。しかし入院したその夜に、患者や看護師らを凄まじい暴力で惨殺しそのまま逃亡。それまでは強盗はおろか、殺人事件など物騒なこととは全く無縁だった平穏な町が一転、恐怖のどん底に陥る事態となる。町を守る警察は、名無しという意味のジョン・ドゥと名づけられた殺人鬼の行方を追うことになるが、そんな警察の動きをあざ笑うかのように次々と犠牲者が出てしまう。