ある日、一人息子・イスマエルは、母・バトゥールを残し失踪。向かった先は、あの戦後最悪・最大の過激派組織・イスラム国だった。イスマエルはイスラム国へ自ら望んで加わったことを知り、狂乱するバトゥールだったが、「愛する息子ともう一度一緒に暮らしたい」その思いを胸に、単身、イスラム国中心地・シリアに渡り、我が子救出に向かうことを決心する。ジャーナリストと偽り無事入国を果たすバトゥールだったが、彼女を待ち受けていたのは、[無差別殺戮][公開処刑][大量破壊]と、絶望的な光景だった。果たして、彼女は我が子と再会できるのか、そしてこの世の地獄を生きて脱出できるのか―。