北マケドニアの小さな町で暮らす32歳のペトルーニャは、体系太めで美人でもなく、恋人もいない。そして仕事にも就く事もできず、鬱々と日々を過ごしていた。そんなある日、母親が知人のツテで仕事の面接の口を探してきた事で、ペトルーニャは久しぶりの面接へと挑む。だが指定された場所は縫製工場で、面接官もやる気がない。スマホをいじりながら質問をしてくる面接官に、年齢を若く偽るも「見た目がそそらない。」と、冷たくあしらわれてしまう。そんな最悪の気持ちとなった帰り道、ペトルーニャはキリストの洗礼を祝う「神現祭」に遭遇する。その祭りは、司祭が川に投げ込んだ十字架を拾った男性が幸福になれるという祭事。多くの男性が身構える中、ペトルーニャは川に飛び込み十字架を取ってしまう。だがこの祭事は女性の参加を禁止していて…。