母子家庭で育ったオリヴァー。家は貧しかったが、母と一緒に絵を描きながら過ごす日々は幸せだった。しかし、母は亡くなり天涯孤独となった。それからはずっと独りで暮らし、警察の目を逃れながら街中の壁にグラフィティを描くことがオリヴァーの唯一の生きがいだった。その日もいつものように警察に追われていると、二人組の男女に助けられ、彼らが住む家へと案内される。そこでは、フェイギンという老人が身寄りの無い者たちと暮らしていた。彼らの生業は、犯罪者たちから盗みを働くこと。皆、様々な能力に秀でたスペシャリストだった。身体能力を買われたオリヴァーも彼らの仲間となり、フェイギンが計画する作戦に加わることになるが―。