19世紀動乱のフランス宮廷を舞台に、美貌の貴公子ヴァルモン子爵と若き未亡人メルトゥイユ公爵夫人の恋の駆引きを描いたラブストーリー。原作は、ラクロの近代フランス心理小説の傑作「危険な関係」。1997年に高嶺ふぶき、花總まりを中心とした雪組で初演、2012年には宙組の大空祐飛、野々すみ花により中日劇場にて再演され、好評を博した名作。2016年の全国ツアー公演に引き続いて、明日海りお率いる花組選抜メンバーが挑む。魅力的で夫人達との艶聞が絶えないヴァルモン(明日海りお)だったが、かつての恋人メルトゥイユ(仙名彩世)だけは特別な存在だった。若くして未亡人となったメルトゥイユは、高嶺の花として一目置かれる才媛であり、ヴァルモンと対等に渡り合える唯一人の女性だった。ある時、二人は気紛れに恋のゲームを始める。そこには、別れた今でも心の奥底で惹かれあう想いが複雑に絡み合っていた…。〜ラクロ作「危険な関係」より〜 原作:ラクロ「危険な関係」/脚本:柴田侑宏/演出:中村暁
2017年/花組/キャスト:明日海りお、仙名彩世