元仲辛(げんちゅうしん)たちは林(りん)家の護衛で唯一生き残った李振(りしん)を捕らえるが、言動に不審な点が見られた。一方、王寛(おうかん)たちは林家の帳面から林墨生(りんぼくせい)が探っていたある人物を割り出す。その者は間者とつながっているのか、または黒幕なのか。そんな中、“求婚試験”に合格した男が趙簡(ちょうかん)に会いに来る。その男の名は米禽牧北(べいきんぼくほく)、神と称される西夏(せいか)の将軍だった。
時は宋の時代。太学院で学ぶ元仲辛(げん・ちゅうしん)は兄の元伯鰭(げん・はくき)が反逆者の嫌疑をかけられたことで、退学を命じられてしまう。友人の王寛(おう・かん)はそれに異を唱えるが覆らない。そんな中、元仲辛と王寛の前に、趙簡(ちょう・かん)と名乗る謎の女が現れる。彼女は軟禁されている元伯鰭の救出に手を貸すと言う。訝しがりながらも、元仲辛と王寛は、趙簡に指定された妓楼に赴く。そこには “高官の息子”であることを笠に着る韋衙内(い・がない)もいた。妓女の姿をした趙簡が現れると、3人は薬の入った煙幕で眠らされてしまう。翌朝、3人が目を覚ますとそこは寂れた寺で、しかも刺客を率いた趙簡に取り囲まれていた。実は彼女は、国の将来を担う人材を育てるため秘密裏に組織された機関「秘閣」の一員だったのだ。趙簡は、元伯鰭の救出を手伝う代わりに、忠誠の証として王寛を殺すよう、元仲辛に迫る。兄の救出と友人の命との選択を迫られた元仲辛は…。
2019年/台湾/全42話/日本語字幕版
監督:イ・ゼン、ワン・フェイ、ポン・シュエジュン、ルオ・ジーガン、リョウ・チョンジィエ 脚本:ワン・ジュエン
キャスト:チャン・シンチェン、チョウ・ユートン、ワン・ヨウシュオ、ハー・ハオチェン