玉長風(ぎょく・ちょうふう)は沈爻(しん・こう)の叔母・邱怡(きゅう・い)の協力を得て、灯籠作りに関わった賊を捕らえる。そして、賊と一緒にいた男が杜瀾初(と・らんしょ)の使用人だと気づく。一方、沈爻が調べた灯籠には杜(と)家が購入した松脂(まつやに)が残っていた。杜瀾初を疑う玉長風は屋敷内の書斎に忍び込み、その姿を見た沈爻もあとを追う。そこで2人は玉長風の父が生前に書いた文(ふみ)を見つけ…。
大金が盗まれた事件で朝廷から追われることとなった組織「天機十二宮」。その頭領の一人である沈爻(しん・こう)は、組織の汚名をすすぐため、警察組織である刑律司に潜り込もうと都にやってくる。街で出くわした刑律司のばん・いんれいの窮地を救った沈爻は、いんれいの幼馴染で刑律司をとりまとめる総捕頭の玉長風(ぎょく・ちょうふう)の目に留まる。いんれいは、十二宮の事件の咎で冷遇されている兄の潔白を明らかにしようと、皇帝の娘という身分を隠して刑律司となっていたのだった。いんれいを助けたことと、都で起きた事件の解決の一端を担ったことで、沈爻は晴れて刑律司の一員となる。いんれいは、何かと軽口を叩く沈爻が不愉快でならない。しかし、刑律司として共に都で起きる事件を解決していくうちに、新しい世界を見せてくれる沈爻に少しずつ惹かれていく。そんな二人の姿に、密かにいんれいを思い続けてきた長風は心中穏やかではない。そんなある日、長風は、かつて襲われた刺客と沈爻が親しげに話しているところを目撃してしまい…
2019年/中国/全20話/日本語字幕版
監督:チェン・クーシン
キャスト:ソン・ウェンズオ、フー・イーシュエン、ジャン・シャオマオ、チウ・ホンカイ