彭城(ほうじょう)王が投獄された頃、陸婉(りくえん)に彭城王の安神香のことを問い質していた陳少巽(ちんしょうそん)が刺客に襲われる。一方、彭城王と孫(そん)氏の確執を示す証拠となる手紙を見つけた竟陵(きょうりょう)王は酒を飲んで荒れる。その後、驪歌(りか)は失踪した陳少巽の行方を追い始め、消滅したはずの朱雀盟が陳少巽を襲ったこと、陸婉が亡き陸遠(りくえん)の妹であることに気づくと…。
朱雀盟の刺客として育った驪歌は彭城王を親の仇と信じ、長年彼の暗殺を企てていた。そのために五兵尚書・陸遠に近づいた彼女はついに絶好の機会を得る。彭城王の義母・孫太妃の誕生祝いの宴で踊る舞姫に選ばれたのだ。だが、その宴で彼女が放った矢は彭城王ではなく異母兄を庇った竟陵王に当たり、陸遠に反撃されてしまう。驪歌の身代わりとなった親友の阿奴が陸遠によって無残に殺され、驪歌の手には彼女から託された腕輪だけが遺される。そして、兄弟子と二人だけで命からがら逃亡した驪歌は孤児院に身を隠す。すると、そんな彼女のもとに将軍家の沈夫人が訪ねてくる。阿奴の腕輪は18年前にさらわれた沈家の娘・嘉寧の物だったのだ…。行方不明だった娘・嘉寧として沈家に迎えられた驪歌。彼女は嘉寧のふりを続けながらも阿奴の仇討ちを諦めてはいなかった。そのため陸遠の情報を得ると彼を暗殺するため独りで夜の渡し場へ向かう。一方、裏で密かに陸遠の悪事を追っていた彭城王は、今夜こそ陸遠の武器横領の証拠をつかもうと渡し場の小舟に身を隠していたが…。
2019年/中国/全53話/日本語字幕版
監督:リー・フイジェ、ホアン・ビン 脚本:ウー・マンチャン、シー・ルオミン
キャスト:リー・チン、チン・ハオ、グー・ジアチェン、チー・ジー