清衍静(せい・えんせい)を取り囲む4本の柱にはそれぞれ霊陣があった。1つ目の柱には一部が欠けた霊陣が。牧鋒(ぼく・ほう)が陣を動かすとどこからともなく詩を読む声が聞こえ、突如目の前に炎龍穴の守り人が現れた。詩を手がかりに弱点を見抜き、敵を葬る牧塵(ぼく・じん)。次は囲碁のような霊陣だ。その黒石を動かすと、先ほど倒したはずの守り人が再び現れたではないか。しかも、霊力はもちろんのこと攻撃力も増しており…。
生まれつき霊脈が塞がり、霊力を持たない牧塵(ぼく・じん)。万物に霊力が宿る大千(だいせん)世界において、彼は蔑みの対象でしかなかった。学び舎である北霊院においては、同窓の譚青山(たん・せいざん)ととう・せんじの2人だけが、心を許せる友である。霊力はないものの霊陣に精通している牧塵が、とある湖のほとりで“霊縛陣”の修練をしていると、そこに剣を携えた美しい少女・洛璃(らく・り)が。「血神族め」――“霊縛陣”に動きを封じられた彼女は、憎らし気にそう言って剣を抜くと、その切っ先を牧塵に突きつけ…。
2020年/台湾/全48話/日本語字幕版
監督:ジャン・モン 脚本:タン・ジアユー
キャスト:ワン・ユエン、オーヤン・ナナ、ルオ・ミンジエ、マー・ユエ、シュー・ハオ、ワン・イーティン、ウェスリー・ウォン、ジアン・ホンボー、ジャン・チョンハン