武林中の門派が競う剣術大会の優勝者には、正陽宮から鶴尾白が与えられる。出場者が集う宴の席で朱厭と酒を飲んだ文思淵は、朱厭が血翼(けつよく)神教の者だと知る。左卿辞は雲落のために鶴尾白を手に入れると文思淵に告げ、手助けするよう依頼。雲落はこちらを信用しないだろうと文思淵がためらいを見せると、左卿辞は説得できなければ捕らえるだけだと言い切る。一方、雲落は鶴尾白を持つ正陽宮の一行が宿泊する沐(もく)府に忍び込む。そこに現れたのは…。
大盛(たいせい)国の軍事機密・錦繍(きんしゅう)山河図が逆賊によって奪われた。天下の情勢を掌握する情報機関・山水渡(さんすいと)の宗主・文思淵(ぶんしえん)は、方外谷(ほうがいこく)の者から山河図奪還の依頼を受ける。集められたのは、高貴な身分を隠す流浪の医者・左卿辞(さけいじ)、武林の盟主を務める正陽(せいよう)宮の門弟・沈曼青(しんまんせい)と殷長歌(いんちょうか)、そして謎の盗賊・飛寇児(ひこうじ)。旅の途中、左卿辞は飛寇児の正体が女性であることに気づく。さらに彼女は、10年前毒に侵された左卿辞を救い、生きる希望をくれた少女・蘇雲落(そうんらく)であった。雲落は師匠の治療に必要な“神薬”の在りかと引き換えに、文思淵に協力していた。左卿辞は運命的に再会した愛しき人とともに、自らの過去と朝廷の陰謀に命を賭して立ち向かうが…。
2020年/台湾/全48話/日本語字幕版
監督:マオ・クンユー 脚本:ウー・トン
キャスト:ジャン・ヤオ、ジャン・ヤーチン、ゾウ・ティンウェイ、ドン・ユーリー、ジョン・ハオ、シー・ユンポン、シュー・モンユエン