「斉(せい)王府の矢に間違いない」――差し出された矢を一瞥し、陳延易(ちん・えんえき)は自分の屋敷で使っている物であることを認めたものの、第二皇子・延昊(えんこう)襲撃については嫌疑を否認した。激昂し、白状するよう迫る陛下。だが、証拠は入手しやすい矢1本のみ。そのうえ、犯行は正体を晒すようなずさんなものだ。延易は「私がそれほど愚かだと?」と言い放ち…。
代々、陳(ちん)国の北西の地を守ってきた韓(かん)家の世子・韓十一(かん・じゅういつ)は、“北境一の放蕩者”という不名誉なあだ名で知られていた。しかし、それは理由があってのこと。次の皇帝の座を巡って激化する一方の宮廷内の派閥争いに巻き込まれないよう、敢えて愚かな御曹司を演じていたのだ。“彼”には、もうひとつ重大な秘密が。それは、韓家の娘・元娘(げんじょう)が夭逝した弟・十一に成り済まし、人々の目を欺いているということ。そんな十一に皇帝から、都の学び舎「国子監」に入学せよとの命令が…。
2020年/台湾/全24話/日本語字幕版
監督:リー・ホンユー 脚本:ズオ・ジャオヤン
キャスト:ジャン・チャオ、ヨウ・ジンルー、ワン・アンユー、タン・モンジア、ウー・ヤン、ツァオ・リー、ジョン・グオリン、ファン・シアオリー、ソン・ハンユー、フォン・ジュンシー、リー・シンゾー