この映像は、世界中で人やモノの流れが止まったあの年に「私」が見つけた不思議な生き物に関する報告である。世界の人々が自宅待機を余儀なくされたあの年の春、「私」も都会への通勤をやめ自宅での毎日をすごしていた。そんなある日、「私」は庭で不思議な生き物の痕跡を発見する。監視カメラを設置して調べてみると、写っていたのはなんと身長15cmほどのコビト。「私」はこの生き物を「プックラポッタ」と名付け、その探索に没頭する。しかし、世の中が少しづつ動きを取り戻すにつれ「私」の目にはプックラポッタが見えなくなっていく。目に見えているものだけが果たして本当の真実なのだろうか?プックラポッタを通して「私」は考える。