アイザックが目を覚ますと、そこは見たことのない空間だった。アラナと名乗る女は、アイザックが終身刑の判決を受け、今朝ここに連れてこられたこと、そしてここからは出られないのだと告げる。脱出を試みようとするアイザックが部屋にあったタッチパネルに触れると、危機管理システムでAIの“エバ”が話しかけてくる。アイザックたちはコロニー建設計画“サンサーラ”の被験者としてカプセルに搭乗させられたが、母船で起きた緊急事態の影響により、地上から240キロの宇宙空間に取り残されているのだという。衝撃の事実に茫然とするアイザック。そして追い打ちをかけるように、窓の外には燃えさかる母船が浮かび上がっていた。