究極の愛を追求するべく、竿師たちの会員制クラブ『サンゲ・ブランカ』を脱退し、フリーランスとして出直すことになった若手竿師・京介。彼の前に現れたIT会社の経営者・一誠は、自らの父親にして伝説的竿師だった轟泰三の息子、すなわち自分の腹違いの兄であると名乗り、昼の社会の尺度で京介を肉欲の世界から足を洗わせようとする。一方その頃、京介の恋人である希美は京介にのめり込み過ぎた顧客の裕子に逆恨みされ、悲劇に巻き込まれてしまう…。愛と肉欲の狭間で惑う男女には、果たしてSEXでしか救われないのだろうか? そして、京介の下す決断は?