妻のエミリーと幼い娘を連れ、バージニア州からユタ州に帰省したい医学生のジョン・ジョーンズ。洞窟探検好きな彼は妻の許可を得て、弟のジョシュと共にナティ・パティ洞窟へ。久々の洞窟探検を楽しむジョンだったが、地図にないルートを二手に分かれて進むうち、狭い洞穴の中に頭から突っ込み、身動きが取れなくなってしまう。自分を呼ぶ兄の声に気付いたジョシュは救出を試みるも断念。救助隊を呼ぶことになるが、駆け付けた彼らもその難しさに頭を抱える。逆さまの状態では頭に血流がたまり長くはもたない。エミリーも駆け付け、音声ケーブル越しに声援を送りジョンを勇気づけるが、彼の意識は混濁しはじめ、想い出や幻覚が頭の中を駆け巡る。