■第一幕:四神降臨(ししんこうりん)天の四方の方角を司る霊獣、青龍・朱雀・白虎・玄武が集う時、厄難は去り、人々は宴を求め、新たな物語が始まる。■第二幕:五穀豊穣(ごこくほうじょう)民は豊作を祈り、それを歌にのせて唱え、祈りとして納める。民謡は郷土への想いを呼び起こし、神への感謝、土地への感謝を表現する術として、人から人へと伝承される。■第三幕:祈望祭事(きぼうさいじ)鈴を鳴らし「豊作」を、大地を踏み鳴らし「天下泰平」を祈り、人々は舞う。「神と目を合わせてはいけない」という習わしに即した装束を身に着け、静粛な雰囲気の中、儀式は執り行われる。天地人、全てが一体となりトランス状態になった時、果たして人間はどのような姿をみせるのだろうか…■第四幕:―創作舞踊物語― 花のこゝろ輪廻転生。人は生まれ、そして死ぬ。でも、どこかでその「こゝろ」は続いている。夫と子を亡くした女と、戦いで傷を負った男。2人は何を求め、互いに信じ合うのか。この世なのか、あの世なのか、「美しき世界」は必ずや存在する。 琵琶の語りで繋ぐ創作舞踊物語。