チアンポンは、街の有力者チャーの元にアフリカで捕獲した巨大なワニを運んでいた。ギュスターヴと呼ばれるクロコダイル科の中でも大きく凶暴なナイルワニ。チャーは、そのワニを街の象徴と自らの権威の誇示のために使おうとしていた。街に向かい車を走らせる中、突如現れた巨大な津波に巻き込まれ、チアンポンは娘のシャオフーら住人たちと共に波にのまれてしまう。なんとか一命を取り留めたチアンポンらだったが、流れ着いた中華街は浸水しており降り続く雨でさらに水位が上がっていた。そして、放たれたワニも同じ場所へと流れ着いていた―。