出稼ぎで働いていた女性の遺体。彼女に一体何が起きたのか…眠らない街、ニューヨークシティ。とある古いレストランで女性の遺体が発見された。エルサルバドルからひとり出稼ぎにやって来たシングルマザーのルーデス。一体彼女に何が起きたのか…。彼女は、重病となってしまった息子の手術費を稼ぐために毎日必死に働いていたが、レストランのオーナーは彼女に厳しくあたり、同僚も彼女が移民であることを理由に冷たい。優しく近づいてくる客も、彼女を売春婦のように扱いチップとともに性行為を強要する。ニューヨークの人々は彼女を都合のいいようにしか扱わず給料もやりがいも“搾取”される日々を過ごしていた。それでもお金を稼いで愛する息子の元へ帰るため、彼女は懸命に我慢していた。辛いときは実家に電話を掛けて、「大丈夫。もうすぐだから待っていてね」と息子との会話が彼女の癒しだった。そんなある日、職場で奇妙な幻覚を見るようになる。働きすぎでストレスのせいだと思っていたが、やがてその幻覚は彼女を襲い始め…。