李氏朝鮮時代。才色兼備で絶世の美女ヘインと彼女を手に入れようと画策する両班のイドン。甘い話術でヘインの心をつかんだイドンは、思惑通り彼女との結婚を成功させ、欲望に満ちた最初の夜を過ごす。しかし婚姻後も毎晩、他の女性を抱くなど勝手気ままな生活をしていたイドンは、ヘインをひたむきに愛するムゴンの存在を知りどうすることもできない嫉妬心に苛まれる。その腹いせにイドンはわざとヘインの目の前で妓生との情事を見せつける。一方、愛していた夫に裏切られたヘインは、復讐のために運命を変えることを決意。自らを「オウドン(※男と情を交わすことの意)」と名乗り、朝鮮で最高の遊女に生まれ変わるのだった。