工務店の社員・横田慶介(入江甚儀)の遺体が見つかる。臨場した樋口(内藤剛志)が気になったのは、遺留品の3枚の500円玉と、横田のポケットにあった商店街のスタンプカード。日暮里は職場の八王子からも彼の自宅からも離れた位置にあるのに、スタンプはかなりたまっている。会社では、人当たりの良いとても優秀な営業マンと言われていた横田だが上司の塔場和彦(正名僕蔵)や同僚の坪井奈々(森迫永依)に聞きこみを続けると、私生活では5年前に人身事故を起こしていた。事件と事故との関係を探っていると、人身事故の被害者・真由(高橋七海)の父・五十嵐誠(林家正蔵)が日暮里で定食屋を営んでいることが発覚。しかし、両親にはアリバイがあり、捜査は難航。そんな中、さらに怪しい出来事や人物も浮上してきて…。樋口は3枚の500円玉に注目して捜査をするとやがて意外な犯人と哀しき真実が明らかになっていく・・・。