公園で老舗和菓子屋『ふなだや』の副社長・船田修二(長尾卓磨)の遺体が見つかる。彼の遺品の携帯には修二の父・喜一郎(勝部演之)と、妻・杏子(原史奈)から着信があり樋口顕(内藤剛志)は、喜一郎に電話を掛ける。事件当日、修二は亡き兄の元妻・久美子(山田真歩)に会いに行っていたことが判明。『ふなだや』の現社長でもある喜一郎は血筋を重視する人物で、亡き長男の娘をどうしても次期社長にしたく、久美子と養子問題で度々話し合いをしていた。事件当日、久美子は娘の美咲(毎田暖乃)を寝かしつけた後、待ち合わせ場所に行ったが修二はおらず、その日は会っていないと言う…。愛する娘を手放したくない久美子と、血の繋がりだけで美咲を欲しがる船田家。久美子が犯人だと疑われる中、樋口が気になったのは久美子の家の大家で、美咲とも交流のある加代子(丘みつ子)。一体彼女が目にしたものとは…?