両親が海外赴任で不在の白井家。30歳の姉・ちはる(黒木華)と24歳の弟・順平(杉野遥亮)は留守を預かり、つかの間の二人暮らしをしている。メーカーの営業部で働く社会人1年目の順平は、同期の真田美穂子(久保田紗友)のことが気になり始める。帰宅し、「女の子のふと見せる素の部分がかわいい」と嬉しそうに話す順平だが、ちはるに「順平、女に無意識などない」と断言され、動揺する。一方、輸入家電の会社に勤めるちはるは、会社にいる女の同僚が使う「家庭的キーワード」が気にくわないという。ちはるの予想外の話に戸惑う順平だが、そこには家の外ではなかなか聞くことのできない「女性のホンネ」が含まれているような気がして、妙に納得してしまうのだった。