インド北部カシミール地方のダル湖の湖畔を舞台に繰り広げられる、貴族の娘と騎兵大尉のラブ・ロマンス。1959年に春日野八千代演出・主演により初演。レビューシーンを盛り込んでリメイクされ、これまでに2度再演された名作を再上演。避暑地カシミールのホテル。今夏最後の舞踏会にベナスレス領主の娘・カマラ(海乃美月)の姿があった。カマラは騎兵大尉ラッチマン(月城かなと)と恋に落ち、二人の仲は舞踏会で公然のものとなる。しかし、あまりの身分差とスキャンダルを恐れる祖母に別れを命令され、カマラは心なくもラッチマンに冷たく当たり、彼は傷つき去る。そこへラッチマンが国際的な詐欺師という知らせが届き、呼び戻されたラッチマンはそれを肯定。カマラとの仲を口外しない見返りとして、彼女との一夜を求める…。一方、フランスから帰国したカマラの妹・リタ(きよら羽龍)は、パリで知り合った恋人のペペル(暁千星)を伴っていた。※著作権上の都合により、一部割愛致しております。 作:菊田一夫/監修:酒井澄夫/潤色・演出:谷貴矢
2021年/月組/キャスト:月城かなと、海乃美月