本物の沐休は、そせんの師匠殺しや永山(えいざん)派惨殺事件に疑いを抱いたため、金虚真人の怒りを買い、10年前から万念古道に閉じ込められていた。偽者の沐休の正体は、かつて沐府を破門された元弟子・休葦(きゅうい)だった。一方、左卿辞はそせんを目覚めさせる名目で沈三章のもとを訪れ、治療に必要な薬の処方箋を通じて、監禁場所を文思淵らに伝えようと試みる。沈三章は、4日以内に目覚めさせることができなければ、雲落、そせんともどもまとめて殺すと迫り…。
大盛(たいせい)国の軍事機密・錦繍(きんしゅう)山河図が逆賊によって奪われた。天下の情勢を掌握する情報機関・山水渡(さんすいと)の宗主・文思淵(ぶんしえん)は、方外谷(ほうがいこく)の者から山河図奪還の依頼を受ける。集められたのは、高貴な身分を隠す流浪の医者・左卿辞(さけいじ)、武林の盟主を務める正陽(せいよう)宮の門弟・沈曼青(しんまんせい)と殷長歌(いんちょうか)、そして謎の盗賊・飛寇児(ひこうじ)。旅の途中、左卿辞は飛寇児の正体が女性であることに気づく。さらに彼女は、10年前毒に侵された左卿辞を救い、生きる希望をくれた少女・蘇雲落(そうんらく)であった。雲落は師匠の治療に必要な“神薬”の在りかと引き換えに、文思淵に協力していた。左卿辞は運命的に再会した愛しき人とともに、自らの過去と朝廷の陰謀に命を賭して立ち向かうが…。
2020年/台湾/全48話/日本語字幕版
監督:マオ・クンユー 脚本:ウー・トン
キャスト:ジャン・ヤオ、ジャン・ヤーチン、ゾウ・ティンウェイ、ドン・ユーリー、ジョン・ハオ、シー・ユンポン、シュー・モンユエン