耶律賢と蕭燕燕は重臣たちとともに顕陵(けんりょう)に向かい、世宗(せいそう)皇帝の祭祀を行う。一方、韓徳譲は草原で暮らす部族の中にも虐げられている民がいることを知り、改革の必要性を実感していた。治療を受けられず病に苦しむ魯端(ろたん)や、見せしめに鞭で叩かれる十五(じゅうご)のために奔走。遼では誰もが平等だと説き、奴婢たちから“騰里(テングリ)の使者”と呼ばれて感謝されるが…。
契丹(きったん)人の国である遼の北府宰相・蕭思温(しょうしおん)の三女・蕭燕燕(しょうえんえん)は、父親と長女・蕭胡輦(しょうこれん)、次女・蕭烏骨里(しょううこつり)の愛を受けて真っすぐで勇敢な女性に育つ。そして、彼女は漢民族ながら遼の朝臣である韓徳譲(かんとくじょう)と出逢い、国の未来へ大志を抱く2人はやがて愛し合うようになる。一方、朝廷では暴君として恐れられる第四代皇帝・穆宗(ぼくそう)の座を狙い、権力争いが続いていた。そんな中、皇后を輩出する后(こう)族の筆頭である蕭家の三姉妹は、王位簒奪(さんだつ)の切り札とみなされていた。その結果、胡輦が穆宗の弟・耶律罨撒葛(やりつえんさつかつ)に、烏骨里が初代皇帝・太祖(たいそ)の孫・耶律喜隠(やりつきいん)に嫁ぐことに。残された燕燕は徳譲と婚約を結んでいたが、暗殺された前皇帝の息子で徳譲の親友である耶律賢(やりつけん)に見初められ…。
2020年/台湾/全60話/日本語字幕版
監督:チャン・カーチュン 脚本:ジャン・ションナン
キャスト:ティファニー・タン、ショーン・ドウ、カーメイン・シェー、ジン・チャオ、タン・カイ、リウ・イージュン、ルー・シャン、ジー・チェン、ニン・リー、モン・ズーイー