規律神(マルサカダ)の日記には、これまでの雨神(オラド)や溥輝(プーフイ)の行動が記されていた。しかし、その日記の内容は起きた事を記したものではなく、起こる事の筋書きであった。雨神や溥輝は、これまで因果矯正所の筋書き通り行動していたのであった。雨神は矯正所が介入した証拠を探る為、溥輝と共に“時の幻影”に入る。
世界の全ての始まりである創造主(カカラヤン)は、万物を創造し、大地に祝福を与えた。山や川、草木、鳥、動物、魚、昆虫は人類の家族となり、人々はそれらを神霊(カワス)と呼んだ。しかし豊かな生活を送るようになると、人々は創造主の恩恵を忘れ、神霊の宿る山や川など、美しい環境を破壊するようになる。それを悲しんだ創造主は、世界から神霊を撤退させる計画を立てる。地上でその任務を実行するのは、創造主の代行者である、雨の神 雨神(オラド)。しかし雨神には、幼少期から見守っている一人の女性がいた。その女性はシエ・ティエンディ。彼女は幼いころに両親を亡くし、祭司(シカワサイ)を務める祖母に育てられた。そのせいで、とても信心深かった。ある日ティエンディは、雨神によって自らの死と世界の滅亡を知らされる。未来を変えるため、ティエンディは雨神と共にもう一つの世界を創り出そうとする。
2021年/台湾/全26話/日本語字幕版
監督:ホン・ズーポン 脚本:ジェン・チーフォン、チョン・ユンジア、スー・グァンジェン
キャスト:ジョアンヌ・ツァン、フー・モンボー、ヤン・ユーリー、アリス・クー、ジョセフ・チェン