最愛の君〜世界でたった一人の味方〜

ストーリー／あらすじ

幼い頃、大雨の日に川に落ちた自分を救おうとして亡くなった弟を忘れられないユニ。その罪悪感から梅雨の時期になると外出ができず、いつもそれが原因で幾度となく解雇されていた。そんなある日、ユニは弟の唯一の写真を大事にしまっていた財布を近所の不良高校生ジノに盗られてしまう。必死に取り返そうとするユニだったが、追い着けず、ジノは逃げ去る。後日、高校の学食の調理員として働き始めたユニの前に、あのジノが現れる。怒りを抑えきれないユニは、何食わぬ顔でジノの給食に石を混ぜるなど、ささやかな仕返しで憂さ晴らしをする。しかしジノが下級生から金銭を巻き上げていることが判明し、停学処分が下される。実はジノには入院中の母がおり、その入院費のため手段を選ばずお金をかき集めていたのだった。そんな中、ユニが父親から虐待されている現場を偶然目撃したジノは、彼女の父を殴りユニを救う。

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