2000年以降に宝塚歌劇団に入団した、宝塚歌劇のミライを担うであろう演出家に密着し、その仕事ぶりやこだわり、宝塚に向ける想いにフィーチャーするドキュメント系番組。今回は「稲葉太地」を取り上げる。1977年に静岡県に生まれ、幼少は東京都で育った稲葉。好奇心旺盛で自立心の強い子供で、中学1年生の時、自発的に初めて観たのが1990年に公演された星組公演『宝塚レビュー’90』。初観劇以降どんどんと宝塚の魅力を知り、はまり、演出家という仕事を意識して過ごしたあと、大学卒業と共に2000年、宝塚歌劇団に入団した。それから現在に至る、主にショーやレヴュー作品を中心とした華々しい創作活動の根底にあるのは、とにかく宝塚が大好きという揺るぎないアツすぎる想い、出演者はもちろん、自身の作品創りに関わるすべてのスタッフに向けるリスペクトと尊重、深い感謝を持っていつでも誰にでも誠実に向き合うスタンスである。稲葉を取り巻く彼をよく知るスタッフたち、花組の柚香光の証言も交えながら、最新担当作である花組公演『Fashionable Empire』が創られ、初日を迎える過程の一部を知ることもできる貴重な30分―。稲葉と宝塚へのミライにも想いを馳せながら、存分にお楽しみください。※著作権上の都合により、一部割愛致しております。
2022年/花組/キャスト:稲葉太地