2000年以降に宝塚歌劇団に入団した宝塚歌劇のミライを担うであろう演出家に密着し、仕事ぶりやこだわり、宝塚に向ける想いにフィ−チャ−するドキュメント系番組。今回は「野口幸作」を取り上げる。1983年神奈川県生まれの野口の初観劇は、中学2年生で観た星組『誠の群像』『魅惑II』で、運命の出逢いともいうべきか宝塚の魅力にのめりこんでいく…。大学では演劇を専門的に学び、2006年大学卒業と同時に宝塚歌劇団に入団。一人十役と思える多忙を極めた助手時代、目の前の作品と真摯に向き合い、舞台創作に必要なさまざまな知識吸収に人一倍努めた。2013年花組『フォ−エバ−・ガーシュイン』で演出家デビュー。2016年星組『THE ENTERTAINER!』で宝塚大劇場デビュー。以降、ショ−作品の“スペクタキュラ−”シリ−ズを主軸に『花より男子』や『ON THE TOWN』なども手がけつつ、近年、数多くの担当作を精力的に創り出している。そんな野口の創作の根底には、宝塚歌劇に寄せる深い敬愛、歴史や先人の作品を学び続ける努力、宝塚以外の舞台や最新のエンタ−テインメントにも目を向け、何事も人一倍突きつめたリサ−チを欠かさないスタンス、物静かな見た目とは裏腹にアツすぎる情熱と揺るぎない信念がある。また、番組中には共に作品を創ってきたスタッフ、宙組の真風涼帆も登場。雪組『ODYSSEY−The Age of Discovery−』の舞台稽古、宙組『HiGH&LOW −THE PREQUEL−』のセリフ録音や舞台稽古など、貴重な制作現場が見られる30分―。全力で一つの作品と向き合い、細部にこだわり、最後の最後まで自分の中に描く理想を追求する…そんな野口のさまざまな姿に期待とエールを寄せ、宝塚のミライにも想いを馳せてじっくりとご覧ください。※著作権上の都合により、一部割愛致しております。
2022年/キャスト:野口幸作