犯人逮捕の際に怪我を負った佐々木雪子(富田靖子)は肋骨にヒビが入りしばらく入院することに。そこで雪子は、入院患者の石嶺貴子(キムラ緑子)と顔見知りになる。一方、加茂伸之介(寺脇康文)ら捜査一課のメンバーは通信販売会社社長の早乙女光隆(児玉貴志)の遺体が発見された現場に出向いていた。早乙女は背中をひと突きされており、死後一週間ほど経っているようだった。早乙女の周辺を探った武藤勇作係長(田辺誠一)らは、早乙女の通信販売会社社長という肩書きは名ばかりで、実際に事業が行なわれていた形跡はなく、出資金詐欺の疑いがあったことを突き止める。武藤の指示で捜査員は早乙女の殺害当日の足取りと、出資者たちのアリバイ捜査へ。浜育実(菅原大吉)と酒井十一(林剛史)は、早乙女の元妻・福山志保(滝沢涼子)とその娘・さやか(緑友利恵)に話を聞きにいく。母娘の証言や状況から、志保の犯行である可能性が高いと見る武藤だったが…。そんな中、入院中の雪子から加茂に電話が。雪子が刑事だと知った貴子がその瞬間、動揺したような表情を見せたので気になるというのだ。貴子が持っていたライターに書かれていた名前のスナックに行ってみてほしい、と頼む雪子。するとそれを聞いていた浜は「被害者の部屋からもその店の名刺が出てきたので、今から聞き込みに行くところだ」と加茂に話す。浜の代わりにそのスナックへ行った加茂は、石嶺貴子がそこに勤めていたこと、そして早乙女は常連客だったことを聞き出す。さらに、貴子も早乙女の会社に出資していたようだと知り…。