宋遼の間で講和が成立する(せんえんの盟)。勝利に貢献した家臣は上位に封じられる。劉娥(りゅうが)は功績を称えられ徳妃(とくひ)として入内(じゅだい)するはずだったが、先帝の遺勅を盾に老臣が反対、趙恒(ちょうこう)は報復として郭賢(かくけん)を流刑に処す。しかし吉(きつ)の位牌(はい)を太廟(たいびょう)に奉納する件をめぐり曹鑑(そうかん)らにも難癖をつけられる。このとき寇準(こうじゅん)が「遺勅は口伝である」とし、劉娥が先帝の霊に敬意を表し3年間供養することを条件に入内が許される。その後、皇后が趙恒のもとを訪れる。
北宋の第三代皇帝・真宗(しんそう)は皇太子になる前の襄(じょう)王だった頃、運命の女性と出会う。蜀(しょく)の平民・劉娥(りゅうが)は、宮廷と朝廷からの反対を受けながらも、襄王との愛に生きることを決意。国と民への惜しみない貢献が認められ、妃(きさき)となり、皇后にまで昇り詰める劉娥。ついには皇太后となり朝廷に立っても、彼女の根底にあるものは変わることなく、その生涯を全うする。歴史上の実在の人物や事件を、情愛と忠誠の角度から焦点をあて、しっとり情感豊かに描いた超大作時代劇。
2018年/中国/全61話/日本語字幕版
監督:リー・シャオホン 脚本:チャン・ヨンチェン、チャオ・シャオペン
キャスト:リウ・タオ、ヴィック・チョウ、リャン・グァンホア、チー・シー、ツァオ・レイ、リウ・ツォン