想いの温度差〜九霄寒夜暖〜 第29話 海妖事件の陰謀

あらすじ

蘇玖児（そきゅうじ）は薬として売られていた祺元石を服用した人が自分以外にもいたはずだと気づいて星夜号の夢を見た証人を捜し出す。そして、賢（けん）侯爵の娘で文駿（ぶんしゅん）を慕う従妹・和音（わいん）から、海妖の歌声が通天螺の音であることを聞き出す。その結果、蘇玖児は賢侯爵の狩り場に船からさらわれた祺族たちが囚われているのではないかと推理して…。

ストーリー

乾国・九霄城の督査衛・巡衛、蘇玖児は奇病で意識を失いやすく、事件捜査において抜群の推理力があるのに雑用係に甘んじている。そんなある日、郊外の別荘で役人4名が頬に3本傷のある黒衣の男に殺される事件が発生。犯人は人型にも獣型にも姿を変えられる祺族と思われ、容疑者・かんそうの尋問が督査衛で行われることになったが、かんそうも3本傷の男を追っていると気づいて手を組もうと持ちかける…。

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