魏国を脱出し、白雪と別れた衛鞅は学問の盛んな斉国へ向かった。斉国の稷下学問所にて、衛鞅は斉王の御前で行われる孟子を招いた討論会に出席。そこで、自らの法治を元に性悪説について語り、孟子を論破し注目を浴びる。衛鞅は学問所への入門を勧められるが、自らの思想が斉王の統治と合わないと考え、これを拒否。また、衛鞅の動向を探る黒林(けい玉)も密かに討論会に参加していた。その夜、黒林は衛鞅の元を訪ね、魏・斉・楚・秦で商売をしていると偽る。しかし、衛鞅は黒林を秦国の密使であると見抜く。
紀元前360年頃、中国、戦国時代末期。後に始皇帝により初の中国統一王朝として歴史に決然と屹立する秦は、滅亡の危機に瀕していた―。辺境に位置する弱小国として、当時最強を誇っていた魏を中心に楚・斉・趙・韓・燕に攻め立てられた君主・孝公は存亡を賭けての国家改革を決意する。「広く奇計の士を求む」という孝公の意を受け「変法」と呼ばれる一大改革を遂行するのは魏を出奔した商鞅。運命の出会いを果たした2人は、やがて秦を戦国最強国家として成長させていく。
2008年/中国/全51話/日本語字幕版
監督:ホアン・ジェンチョン、ヤン・イー
キャスト:ホウ・ヨン、ワン・ジーフェイ、カオ・ユエンユエン、ソン・フェイフー、リュイ・チョン、ユウ・ヨン