両不疑～入れ替わり夫婦の宮廷生存記～ 第21話 主（あるじ）と従者

あらすじ

無毒は本物の蕭錦昀を取り返すため、徐鈺（心は蕭錦昀）を罠に陥れて詰問する。やむを得ず徐鈺と体が入れ替わったことを明かし、蕭錦昀しか知り得ない無毒の過去を語ったことで、解放される。後を追ってきた宝刀も、期せずして入れ替わりを知ることに。国の安寧のために生かしておくことはできないと、徐鈺（心は蕭錦昀）は2人に毒入りの酒を賜る。蕭錦昀（心は徐鈺）は必死に説得するが、聞き入れられない。心を決めた無毒と宝刀は、酒を一気に飲み下す。

ストーリー

マンガ家の徐鈺は夫の蕭錦昀との結婚生活で徐々にすれ違いが生じ離婚協議に入っていた。夫婦が入れ替われば相手をもっと理解できるのではないかと考えた徐鈺は、二人の共同作品である「恩愛」の設定に手を加える。「恩愛」の主人公・蕭錦昀は大晟国を治める文系皇帝で、もう一人の主人公・徐鈺は武将一門に生まれた武闘派の皇后。嫁いだばかりの頃は仲睦まじかった二人も、側室が増えたこともあって徐々に蕭錦昀は徐鈺の宮殿から足が遠のき、徐鈺は冷遇される身となっていた。ところがある日、蕭錦昀と徐鈺はひょんなことから池に落ち、体が入れ替わってしまう。突然の入れ替わりに戸惑う二人だったが、お互いの立場や苦労を理解し始め、少しずつ昔の恩愛を取り戻し、絆を深めていく。一方、蕭錦昀の三叔父で野心を持つ衡山公とその一派は、後宮の妃嬪や異民族まで取り込み、皇位の座を虎視眈々と狙っていた。そんな中、北境に異変が起き蕭錦昀（徐鈺）は北境への親征を決意、徐鈺（蕭錦昀）が留守を預かることになるが…。

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