自身が勤める「藺牟田メディカルデータ」へ早朝に出向いた菅原優我(大橋和也)は、遠隔で状況を知らせてくれる岡山真之介(織山尚大)の指示を受け、防犯カメラを避けながら役員フロアに忍び込むと目当てのデータにアクセス。探していた情報を入手し、何とか人目を避けて逃げ出した。
実は、自殺とみられていた優我の兄・菅原尚之(溝端淳平)が開発した“あるシステム”が、「藺牟田メディカルデータ」に何等かの形で盗まれた疑いがあり、兄の死の真相を探るため、優我はスパイとして「藺牟田メディカルデータ」に潜入していたのだ。
営業として仕事をこなし、女性社員の誘いは笑顔で断り、専務・桜小路章(高橋光臣)に対してハキハキと応対しつつも、自分の中に潜む様々な顔に「全部俺だけど、俺じゃない」と自問自答する日々。そんな疲れた優我を癒すのは、大好きなシャチ!優我はシャチに会いに行くとそこで偶然、藺牟田花(渋谷凪咲)と出会い…?