NEVER SAY GOODBYE（’22年宙組・東京・千秋楽）

1936年。ナチス政権下のベルリンオリンピックに対抗してバルセロナで人民オリンピックが開かれる。取材に訪れた人気写真家ジョルジュ（真風涼帆）は、リベラルな女性劇作家キャサリン（潤花）と運命的な再会を果たし、二人は恋に落ちるが、やがてスペイン内戦に巻き込まれて行く。1936年ハリウッド、新作映画の制作発表パーティーで、主演女優のエレン（天彩峰里）や、闘牛士のヴィセント（芹香斗亜）達が紹介されている最中、突然原作者のキャサリンが飛び込んでくる。映画のシナリオが改悪されたと、激しい剣幕で映画化の中止を要請し会場は大騒ぎに。その姿をジョルジュがカメラに収める。ジョルジュは、パリの風俗を撮影した写真集で一世を風靡したカメラマンだった。キャサリンは、フィルムを渡すようジョルジュに詰め寄るが拒否され、憤然とその場を立ち去る。ジョルジュは、自分を飾らないキャサリンの姿に、他の女性にはない魅力を感じ始める――。作・演出：小池修一郎／作曲：フランク・ワイルドホーン

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