西炎そうげんと小夭が離ればなれになって300年が経ち、小夭の行方を捜す西炎そうげんは、辰栄(しんえい)国の残党軍に探りを入れるという名目で清水(せいすい)鎮を訪れ、清水鎮の出来事をすべて記憶しているという霊石の妖怪に出会う。その妖怪に小夭を捜してほしいと依頼するが、小夭は見つからず…。その頃、清水鎮で医者をしているびんしょうりくは、川辺で倒れていた男を医館に連れ帰る。その男は神族で、治療しようとすると、ひどい仕打ちを受けてきた体は傷だらけだった。
こうれい国の王姫(おうき)・小夭(しょうよう)は母の国・西炎(せいえん)国で従兄(いとこ)の西炎そうげんらと暮らしていたが、戦(いくさ)で母を亡くし玉(ぎょく)山に送られたことを機に、300年に及ぶ流浪の苦しみを味わう。身分と霊力と本当の顔を失った小夭は、辿り着いた清水(せいすい)鎮でびんしょうりくと名を変え男として生きることに。そこでの暮らしはつましくも平穏だったが、瀕死(ひんし)の状態の身元不明の男を看病したことから運命の歯車が動き出す。男は葉十七(ようじゅうしち)と名付けられ、命の恩人であるびんしょうりくに忠誠を誓い、びんしょうりくを利用しようと近付いてきた辰栄(しんえい)国の軍師・相柳(そうりゅう)から守ろうとする。同じ頃、軒(けん)と名乗る人物が清水鎮に現れ酒屋を開く。その正体は小夭を捜し続ける西炎そうげんだった。
2023年/中国/全62話/日本語字幕版
監督:チン・ジェン、ヤン・ホワン 脚本:トン・ホワ
キャスト:ヤン・ズー、ジャン・ワンイー、ドン・ウェイ、タン・ジェンツー、ワン・ホンイー